これまで病や怪我とは無縁の人生を送ってきた私にとって、50代半ばに訪れた「治らない」という宣告は、晴天の霹靂でした。
当時、私は小売業で働いており、立ち仕事で一日中接客するのが当たり前でした。
50歳を過ぎても特に体調に異変を感じることはなかったのですが、ある日、ふと右足のすね部分に違和感を感じました。
触ってみると、明らかに浮腫んでおり、指で押してもへこんだままの状態が続くのです。
これはまずいと思い、近くのクリニックを受診したところ、医師から告げられたのは衝撃的な一言でした。
先生
「あーーこれは下肢静脈瘤だね。これは治らないね。」
わたし
「えっ?!治らないのですか?!」
これまでの人生で、お医者にかかるときは必ず「こういう症状なので、このような対策をすれば快方に向かいます」というアドバイスをもらっていました。
しかし、今回の診察では、ただ一言「治らない」と告げられただけで、その後は沈黙が続きました。
命に係わる重病というわけではないのですが、
私は初めて「治らない病気」というものの存在を知りました。